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重症なアレルギー性鼻炎とレーザー治療

通年性アレルギー性鼻炎および花粉症に関しては、第一選択としては内科的(保存的)治療が第一となりますが、内科的治療をしてもなかなか治りにくい場合は、レーザー治療や外科的な手術を行うこともあります。子どもの場合は、手術は困難な場合が多いため、外来で10-20分で終わるCO2レーザーが普及しています。鼻の粘膜下下鼻甲介の粘膜をレーザーで焼いて、アレルギー反応を起こしにくくします。レーザーは組織への侵襲が軽く、痛みや出血の恐れも少ないため、小児に対しても、日帰りで行うことができる比較的安全な治療といえます。レーザーでも効果が期待できない場合は、手術にて粘膜下下鼻甲介の切除を行うことが必要となりますが、子どもにとっては、侵襲の大きな手術は慎重であるべきだと考えられています。

平成29年2月14日 院長
院長コラム
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