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クラミジア肺炎

クラミジア肺炎ってなんだ?

最近、かかりつけのお子さんのお母さんから、お友達とそのお子さんがクラミジア肺炎になったので、どんな病気ですかとの質問がありました。
クラミジア肺炎というのは、マイコプラズマ肺炎に似たような肺炎で、マイコプラズマ肺炎同様に異型肺炎のひとつです。異型肺炎とは細菌性肺炎やウイルス性肺炎以外の肺炎で、この大半がマイコプラズマ肺炎ですが一部にこのクラミジア肺炎があります。(マイコプラズマ肺炎に関しては、ニュースレター12月号の載せておりますので、ごらん下さい。)
診断は、熱もなく、昼夜かまわず長く続く咳、レントゲン検査による肺炎像、血液検査(抗体検査)で確定診断されます。
治療は、マイコプラズマ肺炎同様にマクロライド系抗生剤(クラリス、エリスロシン、エシノール、ジスロマックなど)の抗生剤が著効します。クラミジアの場合は自然に治る場合もあり入院の必要はありません。
私もそうですが、大学病院などでも、あまりクラミジア肺炎に関しては、積極的に検査をすることもなく、あやしい場合(熱がなく、咳が続く場合)は、マクロライド系の抗生剤を処方して様子を見ているのが現状です。ようするに、確定診断をしなくても、臨床的にあやしい場合はマクロライド系の抗生物質を与えて改善すれば、それでよし!といった具合です。

まとめ

クラミジア肺炎はマイコプラズマ肺炎同様に小学生などや大人でひとひと感染します。しかし、マイコプラズマ肺炎ほどひどくなく自然治癒もある、あまり深刻にならなくても良い病気です。熱がなくても咳がなかなか治らない場合は、マイコプラズマ同様、この病気も念頭に入れまます。治療は、マイコプラズマ肺炎と同じ治療になります。

平成16年6月28日 きのした小児科
院長コラム
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