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人見知り

子どもは1歳までに突然、人見知りが始まります。見知らぬ人に気づき、恐るようになることは、赤ちゃんが生活の中で大事な人を「認識」する能力が育ってきた証拠です。母親を父親や見知らぬ人から見分けることを学ぶのは、赤ちゃんの重要な仕事で生後4-6ヶ月頃より始まります。そして母親や父親以外の人に不安を感じるようになります。赤ちゃんにとって自分を取り巻く環境の、あらゆる新しい事物に敏感になるはまさしくこの発達段階です。あらゆる光景や物音が以前より重大なものになり、それを識別する能力が急速に発達します。8ヶ月頃になると、見知らぬ場所、人にことごとく警戒心を抱き、新しい状況に直面した時は、母親にしがみつき、顔を隠せば落ち着きます。しかし、他のひとに抱かれたり、近づかれたりすると泣いてしまいます。
見知らぬ状況の中で突然に大笑いされたり、直接眼をみつめられたりすると、赤ちゃんは「泣く」という自衛手段をとるようになります。これは「恐れ」の第2段階で、赤ちゃんの日常「慣れ浸しんでいる環境」を認識する能力が増すと同時に、それを探索する新しい能力も育っているのです。
こうして赤ちゃんは母親という安全基地をはなれ、自力で動こうとして這うことを学んで行きます。この時期には赤ちゃんの環境を変えることは避ける必要があります。環境の変化は赤ちゃんにとって複雑すぎます。この頃赤ちゃんは、物や人が視界から消えても存在しているということを知るようになります。1歳になると、赤ちゃんは、見知らぬ人や新しい状況をコントロールすることに慣れ、数ヶ月感は落ち着いているかもしれません。しかし、立って歩くことを覚え、家の周りを歩き回るようになると、再び変化に対して敏感になり、少しの変化に対しても不安や恐怖を感じるようになります。新しい家に行ったり、見知らぬ人が近づいてくると人見知りします。
このように、赤ちゃんの人見知りは、「認識」の発達に密接に関わっており、当然で自然な行為と考えられます。
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