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運動会の競争で勝つ方法

秋といえば、小学校では展覧会や運動会など、イベントが多く開催される季節です。その中でも運動会は学校関係者だけではなく、近隣地域からも人が集まる特別なイベント。そしてその運動会の花形競技といえば、なんといっても徒競走! しかし注目度が高い分、足の速さに自信のない子にしてみれば、徒競走があるがゆえに運動会そのものが憂鬱な存在になってしまいがちです。
そこで今回は、速く走るためのちょっとしたヒントをご紹介します。

■ 100メートルを走り切る体力がない子が増えている
走るのが遅いと、ついつい「そもそも運動が苦手だし…」などとあきらめてしまいがちですが、一般的に足が遅いとされている子どもの中には、実際は他の子どもと比べて運動能力が劣っているわけではなく、実は100メートルを走りきる体力がないだけという子どもが多いと専門家は指摘します。この場合、タイムが伸びないのは後半になるとバテてしまうことだけが原因で、そもそもの走力は他の子と大差がないわけです。ですからこのタイプの場合、走るために特別な訓練を受けなくても、体力をつけるだけで自然と走力がアップするといいます。

■ 自分の身体をバランスよく動かすことができない
学校の体育の授業をうまくこなすことができず、運動神経が鈍いと思い込んでいる子どもたちの中には、幼児期に思い切り身体を動かして外で遊ぶ経験の不足から、単純に自分の身体をバランスよく動かすことに慣れていない場合が多いといいます。このタイプの場合には、ジャングルジムや木登り、鬼ごっこといった遊びの経験を重ねることで自然と自分の身体をバランスよく動かす経験ができるようになり、さらにこうした遊びを通じて体力をつけることで、まさに一石二鳥で走るのが速くなるそうです。

■ イメージトレーニングだけでも走力はアップする!
運動が苦手な子どもは「どうせまた今年もビリだし」などと、ネガティブ思考に陥りがちですが、実はネガティブ思考を払拭して自信を持って走るだけでも、タイムは確実に向上すると専門家は指摘します。そのために有効なのがイメージトレーニングで、運動会まで毎晩、布団に入ったら目を閉じて、自分が一番でゴールテープを切る姿を思い浮かべる訓練をするだけでも効果があるといいます。
また、とくに運動に関しては、できないということを叱ってはいけないそうで、昨日より少しでもできるようになった点があればその点をしっかり褒めることで、子どもは苦手意識を払拭できるそうです。

■ 浮き指の子どもが増えている?
そしてこれは少し医療の分野とも絡む点ですが、最近、“浮き指”の子どもが増えているという運動の専門家の指摘があります。浮き指とは、直立の姿勢で立っている時に足の指に力が加わっていない状態となってしまうことで、子ども時代にこの浮き指になってしまうと、足の指に力が加わらないことが原因で土踏まずがうまく形成されず、結果として走るのが遅くなったり、運動能力が育たないという結果を生み出してしまうといいます。また、浮き指の状態では足の指に力が入らないために十分に地面を蹴ることができず、結果として走るのが遅くなってしまうそうです。
浮き指かどうかは足型計測器などを用いれば簡単に判明できますが、足の指の背(上から見える側)にタコができている場合には、浮き指である確率が高いので注意が必要だといいます。浮き指防止のための対策としては、足の指でグーチョキパーの形を作る体操を一日20回程度行うといった方法があります。

平成25年10月4日 きのした小児科 (記事内容はスポーティワンより引用)
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