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院長コラム
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赤ちゃんの抜け毛
赤ちゃんの抜け毛
赤ちゃんには、新生児生理的脱毛(頭の前頭部から頭頂部に見られる)と新生児後頭部脱毛(枕が当たるところ)の2種類の脱毛がありどちらも心配ありません。ちゃんと生えてきます。
人間の頭には約10万本の毛髪が生えています。その一本一本の寿命は平均3-4年くらいであり、また新しく生えてきます。1日に約50~100本は寿命が来て抜けてゆきます。毛髪は10日間で3-4mm伸びて3-4年で退化期に入りその状態が2週間ほど続いた後で、毛根部の細胞が消失する休止期に入ります。休止期に入っても3-4ヶ月は残っていますが、新しい毛髪が作られて、古い毛髪は抜け落ち、新しい毛髪と交代します。
人間では、一斉に毛髪が抜け、新しい毛が生える「毛変わり」という現象は普通起こりませんが、産後の婦人に時々見られる場合があります。一般に、妊娠している女性の頭髪は休止期に入らず、成長期が続き、分娩後3-8週頃に一斉に休止期に入るためたくさんの毛が抜けることがあります。これを「産褥生脱毛」と言います。これも心配ありません。
さて、生後間もない赤ちゃんの毛髪は生後6ヶ月までには生え変わると考えられています。一部の赤ちゃんでは、前頭部から頭頂部にかけての毛髪の大部分が生後2-3週間頃一斉に休止期に入りたくさんの毛が抜けて髪の毛が薄くなることがあります。これが「新生児生理的脱毛」とよばれるもので、この時期だけ一斉に新しく生え変わるだけなので心配いりません。
また、仰向けに寝かされている赤ちゃんの頭が枕に当たる部分、丸く後頭部の毛髪が少なくなっているのを見かけます。これは髪の毛が機械的にこすり取られることによって起こるもので「新生児後頭部脱毛」と言われます。また、頭に黄色っぽい脂肪のかさぶたができる脂漏性湿疹にともなって抜け毛が起こる場合がありますが、これも自然に治るため心配いりません。
人間の頭には約10万本の毛髪が生えています。その一本一本の寿命は平均3-4年くらいであり、また新しく生えてきます。1日に約50~100本は寿命が来て抜けてゆきます。毛髪は10日間で3-4mm伸びて3-4年で退化期に入りその状態が2週間ほど続いた後で、毛根部の細胞が消失する休止期に入ります。休止期に入っても3-4ヶ月は残っていますが、新しい毛髪が作られて、古い毛髪は抜け落ち、新しい毛髪と交代します。
人間では、一斉に毛髪が抜け、新しい毛が生える「毛変わり」という現象は普通起こりませんが、産後の婦人に時々見られる場合があります。一般に、妊娠している女性の頭髪は休止期に入らず、成長期が続き、分娩後3-8週頃に一斉に休止期に入るためたくさんの毛が抜けることがあります。これを「産褥生脱毛」と言います。これも心配ありません。
さて、生後間もない赤ちゃんの毛髪は生後6ヶ月までには生え変わると考えられています。一部の赤ちゃんでは、前頭部から頭頂部にかけての毛髪の大部分が生後2-3週間頃一斉に休止期に入りたくさんの毛が抜けて髪の毛が薄くなることがあります。これが「新生児生理的脱毛」とよばれるもので、この時期だけ一斉に新しく生え変わるだけなので心配いりません。
また、仰向けに寝かされている赤ちゃんの頭が枕に当たる部分、丸く後頭部の毛髪が少なくなっているのを見かけます。これは髪の毛が機械的にこすり取られることによって起こるもので「新生児後頭部脱毛」と言われます。また、頭に黄色っぽい脂肪のかさぶたができる脂漏性湿疹にともなって抜け毛が起こる場合がありますが、これも自然に治るため心配いりません。
平成29年1月10日 院長