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赤ちゃんの仙尾部の皮膚のくぼみ

人間の脊柱は、縦に重なる24個の脊椎骨と、その下に続く仙骨と尾骨から構成されています。この脊柱の下端に近い仙骨と尾骨の結合部位付近の皮膚に小さなくぼみを認めることがあります。
この種の浅いくぼみは、新生児の15-30%に見られる所見で、くぼみだけであれば検査も治療も必要ありません。
しかし、皮膚のくぼみの幅がやや広長く、皮下の深いところまで達していたり、毛髪が生えているようであれば「先天性皮膚洞」とよばれる先天性異常である場合があり、外科的な治療が必要となる場合があります。
えくぼのようなくぼみは心配ありませんが、広長くて深いくぼみは検査が必要になることがあります。

平成28年12月21日 院長
院長コラム
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