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耳のそうじ

きのした小児科です。新年明けましておめでとうございます。さて、寒いお正月となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。どうか、ご家族の方がみんな元気でお正月をお迎えになっていらっしゃることを祈念いたしております。
さて、皆さん、今年の抱負はなんですか?私は、「健康ともっと人に優しくなること」です。昨年病気しましたから、今年は健康第一ですね。それと、もっと人に優しくなること。それによって自然と笑顔もふえるでしょう・・・診察をしていると、子どもたちの笑顔に癒されます・・疲れなんて吹っ飛んでしまうくらい、素晴らしく、ありがたいものです。私も、もっと人に優しく、笑顔をもって接していこうとおもいます。私の周りの人がもっと幸せになってくれますように・・・。それともう一つ、習い事をはじめることです。2つほど候補(文科系と体育系です)に挙がっていますが、2ヶ月以上続いたら皆様にご報告いたします。2つともできたら文句なしですが・・・
さて、今月の話題ですが、お正月くらいやめようかとも思いましたが、年末の大掃除をみていて、思わず「耳そうじ」のことを思いつきました。いつも皆さんから「耳そうじ」はどうしたらよいのですか?と質問をいただきますので、今回は簡単に「耳そうじ」についてお話します。
こどものころ、日当たりの良い場所で、母親のひざの上で「耳そうじ」をされた記憶はありませんか?なんとも、思い浮かべただけで平和で愛情にみちた光景でしょう。
さてさて、耳あかには、2種類のタイプがあります。一つは「アメ耳」こちらでは「じゅる耳」と呼ばれるもので、病気ではないのですが耳あかが湿ったタイプで日本人の20%がこのタイプで白人では90%ほどといわれています。また、「アメ耳」の人は記憶力が良く頭が良いなどと言いならわしている地方もあるようですが、これは根拠はありません。でも「アメ耳」の人は、少し優越感が生まれたでしょう。この「アメ耳」を耳だれと誤解している人もいますが「アメ耳」は病気ではありませんのでご心配なく。もう一つの乾いたタイプは「こな耳」といいます。日本人の80%がこのタイプで、白人は10人にひとりの割合になります。どちらが健康的とか言う問題ではありません。私はちなみに、「こな耳」の平凡なタイプのようです。
もともと耳あかは、耳の外耳道(耳の穴の入り口から鼓膜までのトンネル)をキレイに保つために存在するもので、作られた耳あかはだんだんトンネルの出口まで運ばれるような仕組みになっていますし、トンネルの出口(耳の入り口)に溜まってくると自然に出てしまう働きもあるのです。ですから、毎日そうじする必要はありません。せめて2-3ヶ月に一度もすれば十分でしょう。しないならしないでもさしつかえありません。あまり念入りにしていると、出口に溜まった「あか」を無理やりに奥に送り込んで、耳栓を作ってしまう場合があります。こんなときは、耳鼻科か「きのした小児科」においでください。
以上、家の掃除は念入りに、耳そうじはいい加減に・・・というお話です。
それではこの辺で失礼します。お元気で。きのした
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