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突発性発疹症は健康な身近な人からうつる

突発性発疹症は人ヘルペスウイルス6型、7型による感染により起こります。生まれて初めて、ヒトヘルペスウイルス6型に感染すると、約20%が解熱後に発疹が見られますが、残りの80%は発疹が出ないと言われています。
突発性発疹症の診断は、臨床的には発熱後、発疹が出ることにより診断がつきますが、実際は前述のように、発疹が出なくても抗体を持ってしまう場合が多いようです。ですので、自分の子どもは、突発性発疹にかかったことがないといわれるかたも当然いらっしゃいます。
突発性発疹症は、6ヶ月から24ヶ月くらいまでにほとんどのお子さんが感染します。発疹が出れば、突発性発疹という診断がつきますが、発熱だけの場合は、抗体検査をしないとわかりません。抗体検査をすることは極めて稀で、必ずしも必要な検査ではありませんので一般的には行いません。
なぜ、6ヶ月以降から見られるかというと、お母さんの抗体が残っているからなのです。それがなくなると感染します。
では、どこからうつるのでしょうか?実は、親から唾液を通してうつることが一番多いと考えられています。もちろん、突発性発疹症にかかったご兄弟からも可能性はあります。過去にこのウイルスに感染したことのある全ての健康な方から唾液を通してうつる可能性があります。
このことより、突発性発疹症のお子さんで、熱が下がって、元気になり発疹が残っているときに、保育園などをお休みする必要はないといえます。過去にかかったことのある健康なお子さん達からもうつる可能性があるからです。
突発性発疹症は、熱だけで発疹が出ない場合、また、2度以上突発性発疹症と診断される場合もあるということになります。

平成28年8月20日 院長
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