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院長コラム
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最新、人気の絵本の紹介(3冊)
最新、人気の絵本の紹介(3冊)
ミッケ! Can You See What I See?
(ジーン・マルゾーロ作 現在9巻まで発売中/小学館)(幼稚園以上)
『ウォーリーをさがせ!』(原作:マーティン・ハンドフォード)に代表される、絵や写真の中に隠れているものを見つけ出す謎解き絵本と呼ばれるジャンルの絵本です。原作はアメリカで制作されたもので、すでに累計640万部を記録しています。 この『ミッケ!』シリーズの特徴の一つは、絵ではなく、精巧なジオラマを写した写真の中に隠されているアイテムや人物を探していく点にあります。ただ、『ウォーリーをさがせ!』や、やはり謎解き絵本としてロングセラーを誇っている『きんぎょが にげた』(原作:五味太郎)のように、多くの類似のアイテムの中から物語の主人公といえる人物や動物、魚を探し出すのではなく、『ミッケ!』の場合には馬が4頭、葉っぱがついたりんご、ハートは3つというように、ジオラマの中から複数のアイテムを発見する必要があるため、子どもだけではなく、大人も思わず夢中になってしまう楽しさがあります。そして複数のアイテムを発見する必要がある分、読み終わるまでに時間がかかるのもこの本の特徴の一つ。まさに待合室に置いておく絵本としてはぴったりかもしれません。
かないくん(谷川俊太郎作・松本大洋絵/東京糸井重里事務所)(幼稚園以上)
コピーライターとして著名な糸井重里さんが、詩人の谷川俊太郎さんに「死についての絵本を作りたい」と相談したことがきっかけで作られた話題の絵本。谷川さんは一夜で物語を綴り、漫画家松本大洋さんはその物語に二年の歳月をかけて絵をつけたといいます。
この絵本では、人は誰でも必ずやがて死ぬ。そして死んだらどうなってしまうのかという壮大なテーマを扱っています。この誰にも解くことができない永遠の問いに対して、この絵本の中でも作者は明確な答えを示しているわけではありません。これだけ読むとちょっと子どもたちには難しそうな絵本だと思われるかもしれませんが、物語の導入部は同級生の死。小学生以上の子どもであれば、きっと身近なこととしてとらえ、主人公の気持ちに寄り添いながら読み進んでいくことができるはずです。
だるまさんが(かがくい ひろし作/ブロンズ新社)(0歳から)
2013年の絵本ベストセラー堂々1位を記録した絵本。これまでご紹介した2冊の絵本は、それぞれ幼稚園以上、小学生以上向けでしたが、とくにストーリーがなく、イラストとだるまさんの動き、そして展開で読ませるため、0歳から楽しむことができます。 そしてこの絵本、まさに子ども心のツボを上手についており、何回読んでも同じところでゲラゲラと声をあげて笑う子続出の楽しい絵本です。
アステラスメディカルネットより引用
(ジーン・マルゾーロ作 現在9巻まで発売中/小学館)(幼稚園以上)
『ウォーリーをさがせ!』(原作:マーティン・ハンドフォード)に代表される、絵や写真の中に隠れているものを見つけ出す謎解き絵本と呼ばれるジャンルの絵本です。原作はアメリカで制作されたもので、すでに累計640万部を記録しています。 この『ミッケ!』シリーズの特徴の一つは、絵ではなく、精巧なジオラマを写した写真の中に隠されているアイテムや人物を探していく点にあります。ただ、『ウォーリーをさがせ!』や、やはり謎解き絵本としてロングセラーを誇っている『きんぎょが にげた』(原作:五味太郎)のように、多くの類似のアイテムの中から物語の主人公といえる人物や動物、魚を探し出すのではなく、『ミッケ!』の場合には馬が4頭、葉っぱがついたりんご、ハートは3つというように、ジオラマの中から複数のアイテムを発見する必要があるため、子どもだけではなく、大人も思わず夢中になってしまう楽しさがあります。そして複数のアイテムを発見する必要がある分、読み終わるまでに時間がかかるのもこの本の特徴の一つ。まさに待合室に置いておく絵本としてはぴったりかもしれません。
かないくん(谷川俊太郎作・松本大洋絵/東京糸井重里事務所)(幼稚園以上)
コピーライターとして著名な糸井重里さんが、詩人の谷川俊太郎さんに「死についての絵本を作りたい」と相談したことがきっかけで作られた話題の絵本。谷川さんは一夜で物語を綴り、漫画家松本大洋さんはその物語に二年の歳月をかけて絵をつけたといいます。
この絵本では、人は誰でも必ずやがて死ぬ。そして死んだらどうなってしまうのかという壮大なテーマを扱っています。この誰にも解くことができない永遠の問いに対して、この絵本の中でも作者は明確な答えを示しているわけではありません。これだけ読むとちょっと子どもたちには難しそうな絵本だと思われるかもしれませんが、物語の導入部は同級生の死。小学生以上の子どもであれば、きっと身近なこととしてとらえ、主人公の気持ちに寄り添いながら読み進んでいくことができるはずです。
だるまさんが(かがくい ひろし作/ブロンズ新社)(0歳から)
2013年の絵本ベストセラー堂々1位を記録した絵本。これまでご紹介した2冊の絵本は、それぞれ幼稚園以上、小学生以上向けでしたが、とくにストーリーがなく、イラストとだるまさんの動き、そして展開で読ませるため、0歳から楽しむことができます。 そしてこの絵本、まさに子ども心のツボを上手についており、何回読んでも同じところでゲラゲラと声をあげて笑う子続出の楽しい絵本です。
アステラスメディカルネットより引用
平成26年7月24日 院長