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夜泣きにLGG乳酸菌(ヨーグルト)が効果的?

腸の働きは「消化吸収」「消化管免疫」「脳に与える影響」の3つがあります。これらの全てにおいて腸内細菌が深く関わっています。

腸内細菌の乱れにより下痢や便秘を起こし、免疫反応への影響による感染症、癌、アレルギーへの関与、発達障害や精神障害の影響まで解明されています。

その中でも脳と腸の関連についてお話しします。人間はストレスを感じると脳が不安や抑うつなどの情動変化を引き起こし、それが副腎皮質ホルモン放出や自律神経を介して腸に伝達され、下痢や便秘などの消化管運動異常が生じます。また、迷走神経などを介して脳皮質まで伝わり内臓知覚が発生し腹痛が生じます。このように脳と腸は深く関係していますが、腸内細菌自体がこれらの修復に大きく関っている事がわかってきました。

健康な体は、健康な腸内細菌叢を保つことが大変重要であるということです。

乳児の夜泣きに、善玉菌であるLGG乳酸菌(ヨーグルト)を与えると効果があるというデータもあります。このことからも脳と腸内細菌の関連がうかがわれます。

腸内細菌叢は生活環境や食事に大きく作用されます。偏った食事、不規則な生活などはよくありません。

腸内環境を良くするためには、食物繊維をたくさんとり、オリゴ糖、発酵食品、EPA,DHA、発酵性食物繊維を摂取することが大事です。

食物繊維:玄米、ブロッコリー。ほうれん草、オクラ、アスパラガス、牛蒡、にんじん、生姜、豆類、きのこ、海藻

オリゴ糖:バナナ、玉ねぎ、キャベツ

EPA,DHA:イワシ、サバ、エゴマ油

発酵性食物繊維:(善玉菌の餌となり発酵させる):玉ねぎ、ごぼう、納豆

 健康は笑顔と食事からです!

令和3年12月23日 院長

院長コラム
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