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院長コラム
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アレルギー検査では見つからないミルクアレルギー
アレルギー検査では見つからないミルクアレルギー
一般に、何か食べると、アレルギー反応により皮膚が赤くなったり、蕁麻疹が出たりするような皮膚症状が主なアレルギーの場合は、血液検査で異常が見つかることがほとんどです。しかし、中には、とくに乳幼児でミルクにアレルギーがある場合、吐く、下痢、血便などの消化管だけのアレルギー症状が見られる場合があります。この場合、血液検査をしてもミルクや牛乳アレルギーは異常とはなりません。症状としては、体重の増加不良、続く下痢、嘔吐、血便、発熱などの症状が見られます。もちろん、ミルクをやめることにより症状は改善され、与えると元に戻ります。乳児で、下痢、嘔吐、発熱がつづく、体重が伸びないなどの症状があれば、ミルクアレルギーを考える必要があります。
平成29年4月4日 院長