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院長コラム
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「抗生剤は検査なしで出してはならない」という声明文(日本小児科医会)
「抗生剤は検査なしで出してはならない」という声明文(日本小児科医会)
「抗生剤を検査なしで使ってはならない」と日本小児科医会が声明
日本小児科医会の抗生剤使用に対する声明(2018年6月)
私たち日本小児科医会会員は抗菌薬の適正使用のために、下記の事項を遵守いたします。
1.健康な体づくりを指導します
早寝早起き、適度な運動、食事は3度よく噛んで
2.感染症の予防に努めます
VDPは予防接種を確実に、手洗い、咳エチケットなど
3.可能な限りデータの活用
流行の状態、迅速検査、血算、CRP、培養など
4.抗菌薬の必要、不要をよく説明します
以上のように、小児科医に無駄に抗生剤を使わないように声明文が出ました。
当医院でも、前から申し上げているように、喉が赤いからとか、熱があるからとか、それだけのことで、検査もせずに抗生剤は出しませんという表明です。
もし、検査なしで抗生剤が出された場合は、なぜ必要かをお母様たちが先生に尋ねる必要があります。今までの古い風習から抜け出しましょう!
お母様方も、熱があるから抗生剤が欲しいとか、喉が痛いから抗生剤が効くなどと間違った思い違いをしないように心掛けましょう。
平成30年6月30日