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インフルエンザ

医学の進歩

2000年ごろまでは、インフルエンザに対して有効なくすりは予防接種以外にはなく、もし、予防接種もせずにインフルエンザにかかった場合は4-7日ほどの熱が続いたり、肺炎や気管支炎、中耳炎などの合併症も多く見られていました。しかしその後、インフルエンザに効果的な抗インフルエンザウイルス薬やその場で、インフルエンザと分かるような迅速キット(検査)が出現し、インフルエンザ診断および治療に対する目覚しい進歩がみられました。

インフルエンザの症状

流行期に急な発熱やのどの痛み、関節痛などがあればほぼ、間違いありませんが、咳や鼻水に引き続き、微熱がみられるような普通のかぜと変わらないような症状のインフルエンザも検査の発達で見つかるようになりました。しかし発熱から12時間以内では、検査をしても陽性にでないことがあります。

どうしたらよいか

インフルエンザの流行期にかぜかなと思ったらすぐに病院へ行くことをおすすめします。発症して48時間以内に診断され治療すれば軽症ですむことが多いからです。普通のかぜだと思って、お布団の中で我慢していると、インフルエンザの治療が間に合わずに、結局は、4-7日ほど熱がつづいたりします。

主な経過

インフルエンザのくすりを48時間以内に使用すれば、おおむね2日以内に熱が下がってきます。まれに、効果がない場合もあり4-5日ほど続く場合もあります。この場合は、中耳炎や、肺炎などの合併症がないか、2日に一度は再診されることをおすすめします。

いつまでやすむか

熱が48時間なく、食欲も元気も出ればよいでしょう。お風呂は、熱が下がって、元気になればかまいません。

イングルエンザの薬は、現在、タミフル細粒、タミフルカプセル、リレンザ吸入、イナビル吸入が外来で使われています。

内服より、吸入の方が簡単で、イナビルは薬局で吸入したら終わりです。多少内服より値段が高くなりますが、効果はタミフルと変わりません。ただ、10歳代はタミフルの使用は控えることになっており、吸入薬のみとなります。

1歳未満のタミフル治療について:現在、1歳未満でも使用が可能であると言うデータ揃ってきており、近々、公に使用可能となる可能性が有ります。しかし、今のところ、製薬会社の薬剤保証や国の保証などが確立していないため、希望者にのみという立場にあります。
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