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陰嚢水腫、停留睾丸

たまたまの大きさが違うと、ときどき来院される場合があります。水がたまる陰嚢水腫はほとんどが自然によくなりますが、2-3歳になっても見られる場合は一度主治医に相談してください。停留睾丸は、片方の睾丸がおなかの中か、おちんちんのふくろの上のほうに上がっている場合(移動性睾丸)があります。前者は手術が必要になりますので主治医の先生と相談してください。後者の場合は、お風呂場などで、睾丸がふくろの下のほうにさがっていれば手術の必要はありませんが、ひっぱっても上の方に固定されているようであれば手術をする必要があるかもしれませんので、主治医に相談してください。

陰嚢水腫


陰嚢水腫も鼠径ヘルニア同様にお母さんのおなかの中で、精巣がお腹から睾丸の袋に下がってくるときにできる通路(腹膜鞘状突起)が完全にくっついていないときに起こります。鼠径ヘルニアほど通路は大きくないために、細い交通路を通って水腫が形成され、陰嚢の袋の部分の固まりは腸ではなく水腫となります。1才頃までには、自然によくなりますので、経過を見ます。もしそれ以上続く場合は、針を刺して液を抜くのではなく、手術が必要になります。

停留精巣(睾丸)


精巣は生まれてくる前に大半は胎児のお腹から陰嚢の袋まで降りてくるのですが、お腹の中でとどまったり、完全に袋の中に収まりきれない場合があります。これを停留精巣といいます。生後1年以内に自然におりてくる可能性(未熟児に多い)がありますので、1歳ころまでは様子を見ることが多いですが、精巣の発育や癌化の可能性からかんがえると、1歳過ぎには手術をすることが望ましいようです。
*)移動性精巣:一見、片方だけ精巣が袋の中に入っていないように見えてもお風呂の中でリラックスした状態や寝ているときなどは、ちゃんと袋の中に収まっているような精巣をいいます。これは手術の対象ではありませんが微妙な方はご相談ください。
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