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はしか(麻疹)

どんな病気

予防接種をしていない1歳前後の赤ちゃんが多くかかります。うつって10-11日くらいしてからカゼ症状で発病します。最初の2-3日は、はしかの特有な症状はなく、はしかの診断はできません。
いったん熱が下がり、ふたたび高熱がでるときに首のあたりから発疹があらわれます。さらに熱は4-5日つづき、発疹も全身に広がってゆきます。熱は最初からすると7日ほどつづきます。発疹は赤から紫色(色素沈着)に変化してゆきます。咳もひどく、気管支炎や肺炎、中耳炎を合併したり、脱水症になりやすいとても重症な病気です。

治療は

はしかを早く良くするくすりは今のところありません。気管支炎、肺炎、中耳炎、脱水症などの合併症がおこってくれば、それに対して治療が必要になります。

家で気をつけること

熱が高くてぐったりしているときは熱さましを使ってもかまいません。「はしかは冷やすな」というのは迷信です。食欲が落ちますので十分に水分を与えてください。熱が下がって元気になればお風呂は入っても良いでしょう。

次の診察は

私は、診断がつけば、患者さんには毎日来ていただいています。それだけ重症な病気です。いろいろな合併症を起こしやすいことや場合によっては脳炎を起こすこともあるからです。うとうとしてぐったりしている場合、ケイレンを起こした場合などはすぐに診察を受ける必要があります。

他の子にうつしたかもしれない

接触してすぐにはしかの予防接種をすれば発症を防いだり症状を軽減させることが可能な場合があります。詳しくは主治医に相談してください。
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