今はやりの病気H30年1月20日
インフルエンザが急増しています!!
☆ 福岡県全体の感染症サーベイランスの情報です。(平成30年1月8日-1月14日)。インフルエンザが急増しています。
☆ インフルエンザ(8367名)、感染性胃腸炎(733名)、溶連菌感染症(347名)、水ぼうそう(77名)、RSウイルス感染症(39名)、アデノウイルス感染症(37名)、おたふくかぜ(31名)、手足口病(25名)、マイコプラズマ肺炎(10名)、りんご病(3名)、百日咳(1名)、ヘルパンギーナ(1名)、でした。麻疹は0名、風疹は0名となっています。
☆次に、当医院を受診された小郡近辺のはやりの病気の報告(1月15日〜1月20日)をいたします。インフルエンザが急増しています。溶連菌も相変わらず多いです。
1)インフルエンザの患者さんが急増しています。
225名の方が見えられました。B型の方がやや多いようです。どこの園、学校でもみられ、学級閉鎖も相次いでいます。発熱したらインフルエンザを疑う時期となりました。抗インフルエンザ剤の効果ですが、A型にはかなり早く効果が見られますが、B型への効果はあまり効果的でない場合も多いようです。一旦下がった熱が再度2−3日続いたりして、計3−6日くらい出たり下がったりする傾向にあります。
2)溶連菌感染症も多いです。
112名の患者さんがみえました。保育園や幼稚園、学校で見られます。インフルエンザとの合併も多く50名近くはインフルエンザとの合併を認めました。インフルエンザと同じくどこでも見られています。
3)次に嘔吐下痢症が見られます。
8名:ほとんどが軽症で、ノロウイルス、カルシウイルスなどの小円形細胞型ウイルスかと思われます。2−3日で治ります。吐いてお腹を痛がらない場合は大半がこれだとおもわれます。経口補水液(アクアソリタ、OS1などを20mlを10分間隔で与えて脱水を防ぎます。そのうち吐き気が治まります(6−12時間)ので、はかなくなって4−5時間経ってから水分を多めにあげたり、うどんや、塩付きおにぎりなどをあげてください。吐き気止めや整腸剤はほとんど効果はありません。経口補水法が唯一の治療といえます。
4)次に手足口病が見られます。
2名:御原保育園、小郡中央保育園などで見られています。発熱がなく軽症なタイプが多いです。
5)つぎにアデノウイルス感染症の方が見えています
2名:集団児ではありません。
6)RSウイルス感染症:2名:インフルエンザのように発熱、咳が続きます。鼻水からの検査でわかります。
平成30年1月20日