今はやりの病気9月26日号
☆ 福岡県全体の感染症サーベイランスの情報です。(平成29年9月11日-9月17日)。RSウイルス感染症、溶連菌感染症、ウイルス性胃腸炎などが増えています。
☆ 感染性胃腸炎(610名)、RSウイルス感染症(662名)、溶連菌感染症(317名)、手足口病(241名)、アデノウイルス感染症(54名)、ヘルパンギーナ(52名)、おたふくかぜ(48名)、水ぼうそう(33名)、インフルエンザ(25名)、マイコプラズマ肺炎(16名)、りんご病(5名)、百日咳(3名)、でした。麻疹は0名、風疹は0名となっています。
☆次に、当医院を受診された小郡近辺のはやりの病気の報告をいたします。
1)まだ溶連菌感染症が一番多いです。
59名の患者さんがみえました。保育園や幼稚園の預かり保育での広がりが見られます。
2)次にアデノウイルス感染症が多いです。咽頭結膜熱(プール熱:喉、目、熱)、流行性角結膜炎(はやり目:目のみ)、アデノウイルス咽頭炎(喉と熱)の全てが見られています。
3)次にRSウイルス感染症が見られます。
先週は4名と少なくなりましたが今から増えてくる可能性があります。特に乳児のお子さんがかかるとひどくなりやすいので注意が必要です。6ヶ月未満のお子さんで咳や鼻水が見られる方は、検査をお勧めいたします。
4)ウイルス性胃腸炎もみられますが、細菌性胃腸炎も見られます。
吐くだけで済んだり、熱が出たり、頭痛や下痢がみられる場合もあります。2−3日でよくなることが多いです。ただし、お腹を痛がる場合は、細菌性腸炎もあります。今回は病原大腸菌の細菌性胃腸炎で来院されています。細菌性胃腸炎の場合は抗生剤が必要になります。
5)手足口病やヘルパンギーナはめっきり少なくなりましが、東野小学校の一部で手足口病が流行しました。
平成29年9月26日