今はやりの病気6月11日
今、この辺りで流行っている病気は、ずばり、手足口病とリンゴ病です。
まず福岡県内全体からサーベイランスの報告です。手足口病、ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染症、ヘルパンギーナ、リンゴ病、アデノウイルスの順です。
当医院での統計では、手足口病が最も多く、その次にリンゴ病、溶連菌感染症、ウイルス性胃腸炎、ヘルパンギーナ、アデノウイルスの順です。手足口病とヘルパンギーナは、初期の時点でヘルパンギーナと言われていてもその次の日に手足にブツブツができて手足口病と判明するケースが多い様です。どちらも、熱が下がって食事をとれれば、うつすけど集団生活に戻って良いことになっています。特効薬は何もありません。リンゴ病も診断がつき次第、集団生活は可能です。リンゴ病は発疹が出た時にはすでに人にはうつしませんので問題ありません。
溶連菌感染症のみ抗生剤が10日ほど必要になりますが、その他のはやりの病気は全部ウイルス性ですので、早く良くなる薬は存在しません。対症療法(症状を軽減して治るのを待つ)しかありません。
令和 元年 6月11日