今はやりの病気12月26日号
インフルエンザが急増しています!!
☆ 福岡県全体の感染症サーベイランスの情報です。(平成29年12月11日-12月17日)。インフルエンザが急増しています。
☆ インフルエンザ(2092名)、感染性胃腸炎(1293名)、溶連菌感染症(569名)、手足口病(170名)、水ぼうそう(116名)、アデノウイルス感染症(78名)、RSウイルス感染症(65名)、おたふくかぜ(33名)、マイコプラズマ肺炎(14名)、ヘルパンギーナ(9名)、りんご病(6名)、百日咳(1名)、でした。麻疹は0名、風疹は0名となっています。
☆次に、当医院を受診された小郡近辺のはやりの病気の報告(12月18日〜12月22日)をいたします。インフルエンザが急増しています。溶連菌も相変わらず多いです。
1)まだ溶連菌感染症が一番多いです。
97名の患者さんがみえました。保育園や幼稚園の預かり保育での広がりが見られます。小学校でも見られています。目立ったところでは:三井幼稚園、菊池保育園、御原保育園、小郡幼稚園、小郡中央保育園分園、本郷保育園ん、大原保育園、おおぞら幼稚園、大堰保育園。アスター幼稚園、春アデョイクエン、希みが丘小、大原小、小郡小、菊池小、耳納小など。
2)インフルエンザの患者さんが急増しています。
49名の方が見えられました。南幼稚園、松崎保育園、菊池保育園、弥生が丘保育園、太刀洗保育園、大原保育園、小郡中央保育園分園、大原小、東野小、三国小、田主丸小、耳納小、三輪小、太刀洗小、小郡小などいろいろなところで見られています。発熱したらインフルエンザを疑う時期となりました。
3)次に嘔吐下痢症が見られます。
12名:ほとんどが軽症で、ノロウイルス、カルシウイルスなどの小円形細胞型ウイルスかと思われます。2−3日で治ります。吐いてお腹を痛がらない場合は大半がこれだとおもわれます。経口補水液(アクアソリタ、OS1などを20mlを10分間隔で与えて脱水を防ぎます。そのうち吐き気が治まります(6−12時間)ので、はかなくなって4−5時間経ってから水分を多めにあげたり、うどんや、塩付きおにぎりなどをあげてください。吐き気止めや整腸剤はほとんど効果はありません。経口補水法が唯一の治療といえます。
4)次に手足口病が見られます。
3名:太刀洗保育園、松崎保育園などで見られています。発熱がなく軽症なタイプが多いです。
5)つぎにアデノウイルス感染症の方が見えています
2名:小郡中央保育園などです。
6)マイコプラズマ肺炎:鼻水はなく、昼間の咳がひどく発熱が続く場合は要注意です。
1名:自宅。
平成29年12月26日