今はやりの病気 3月4日号
まずは、福岡県感染症サーベイランス(約300小児科医療関係施設の報告から) 平成31年2月18日−2月24日まで
インフルエンザはかなり減りました。1800名ほどとなりました。ウイルス性胃腸炎は1000名ほど。溶連菌感染症が500名ほど、RSウイルス感染症およびりんご病が100名ほど見られます。
小郡市近辺の状況ですが、インフルエンザはかなり減ってきました。当医院でも20名弱(小郡保育園、三井幼稚園、大崎保育園など)となりました。しかし、ヒトメタニウモウイルス感染症が非常に増えており16名ほど見られました。流行が見られるところは、すばる保育園、松崎保育園、サルナート幼稚園、三井幼稚園などです。発熱、咳が続きインフルエンザやRSウイルスなどが陰性で、血液にも異常が見られない場合に考えられます。検査キットですぐにわかります。ただ、風邪や気管支炎の一種ですので、それと分かれば、対症治療しかなく、抗生剤ですぐ治るということはありません、熱は3−4日出ることが多く、3月から6月にかけて毎年流行します。しかし、熱が下がって何日休みなどの規制はなく、風邪扱いとなりますので登園許可などの必要性はなく、熱が下がって、咳も軽くなれば行っても良いということになります。普通の風邪扱いです。稀に、肺炎を合併する場合もあります。この点も風邪から、肺炎になったのと変わりません。
RSウイルス感染症が数名、アデノウイルスが大原保育園や本郷保育園で見られ、ます。溶連菌感染症は太刀洗保育園、小郡幼稚園、大原保育園、すばる保育園、三井幼稚園、三国保育所、小郡小、御原小などで見られます。りんご病が三井幼稚園、小郡中央保育園で見られました。
平成31年3月4日