今はやりの病気 3月27日号
まずは福岡県内の約300の小児科医療機関の統計(平成31年3月11日−17日)
インフルエンザは流行はなくなり、嘔吐下痢症が増えています。嘔吐下痢症の王様であるロタウイルスが増えています。あとは、溶連菌やりんご病などが見られてます。
小郡近辺の流行状況です。当医院では、ヒトメタニウモウイルス感染症が多く、ロタウイルス胃腸炎もみられます。その他、溶連菌感染症、RSウイルス感染症、アデノウイルス、りんご病なども見られます。インフルエンザは数名です。なんといっても悲惨なのがロタウイルス胃腸炎です。小さい時にロタウイルスワクチンを飲んでいる人は問題ありませんが、飲んでない人に広がっています。発熱は2−3日、嘔吐も2−3日つづき、オムツからはみ出すような水溶性の下痢が1週間つづきます。ほぼ全員、点滴が必要になります。ほぼ1週間連続で点滴が必要だったり、入院する人もいます。かかったお子さんのお母さんは「ワクチンを飲んでおけばよかった」と言われます。それだけ、子どもが苦しみ通院の日数も多く、保育園のお子さんだと1週間は保育園には行けませんので経済的にも、予防接種をしていた方がよかったということになります。とにかく、ロタウイルスで苦しむ子どもたちやお母様方をみると、有料デスがロタワクチンを赤ちゃんの時に飲んでもらいたいとつくづく思います。