今はやりの病気 3月17日
まずは福岡県サーベイランスの情報から3月2日から8日まで
福岡県内の新型コロナウイルスの感染者は3名で増加していません。1)溶連菌感染症773名(前週と変わらず)、2)嘔吐下痢症592名(前週と変わらず)、3)インフルエンザ287名(前週の63%までに減少)、4)水ぼうそう71名(前週の65%まで減少)、5)アデノウイルス感染症54名(前週と変わらず)、6)リンゴ病54名(前週よりやや増加)、7)RSウイルス52名(前週と変わらず)、8)マイコプラズマ肺炎52名(前週より増加)、9)手足口病23名(前週と変わらず)です。インフルエンザは毎週減少しており、溶連菌感染症が多く、嘔吐下痢症は軽症の症例が多いようです。マイコプラズマが今年は多いと思います。
当医院でのデータです。インフルエンザは0名(小郡市、太刀洗、北野でも、乳幼児はほとんど見られず学童や大人で数名とかなり減少しています)。やはり溶連菌感染症は多く、すばる保育園、三井幼稚園、アスター幼稚園、おおぞら幼稚園などで見られています。RSは本郷保育園などで数名見られています。小郡中央保育園や分園でヒトメタニウモウイルス(かぜの一種)がみられます。また小郡中央保育園ではアデノウイルス感染症も見られました。マイコプラズマ肺炎も本郷保育園などで見られます。手足口病が本郷保育園、りらっくま保育園などで見られています。
発熱が続き咳がひどくなると、コロナウイルスなどではないかと心配される方もいらっしゃるようですが、今のところ、マイコプラズマ、RSウイルス、ヒトメタニウモウイルス、などと診断される方がほとんどです。
令和2年3月17日