インフルエンザ、アデノウイルス、溶連菌、嘔吐下痢症が流行
しばらく、コロナの時代が続いておりましたが、最近はめっきりコロナは見られなくなりました。しかし、コロナの勢いがなくなった途端、インフルエンザ、アデノウイルス、溶連菌感染症、嘔吐下痢症がとても増えています。アデノウイルスは過去最高ではないかと思われるほど増えています。
インフルエンザもアデノウイルスも溶連菌も嘔吐下痢症も発熱が見られますが、嘔吐下痢症雨の場合は1日で熱が下がることが多いです。高熱で喉が痛い場合は、溶連菌感染症が多く、高熱でぐったりしている場合はインフルエンザが怪しく、高熱で意外と元気があったり目の充血もある場合はアデノウイルスが多いです。
インフルエンザ、アデノウイルス、溶連菌はキット検査でわかります。注意すべき点は特にインフルエンザは発熱して12時間以上経過してから調べるのが良いかと思われます。あまり早いと陰性と出てしまうことがあります。
この4つの病気の中で治療薬があるのは、インフルエンザと溶連菌感染症だけになります。
この先もこの4つの病気は増えていくと思われます。手洗いうがいを徹底してください。また消毒はインフルエンザ、溶連菌はアルコールが効きますが、アデノウイルスや嘔吐下痢症は次亜塩素酸系の消毒しか効きませんのでご注意ください。
令和5年11月15日 院長