さーてみなさん、大型連休はいかがお過ごしになられましたでしょうか？わたしの大型連休は、もうすでに思い出せないほど印象深いこともなく、のんびりとしたものでした。体を使ったのは庭いじりで、苗を何本か植えたことくらいです。昔は、イングリッシュローズに２年間ほどはまりましたが、あまりの管理の大変さにいつの間にか気力がなえてしまいました。年のせいでしょうか、最近は山野草に興味がでてきました（盆栽はまだです）。音楽はたくさん聴きました。とくにボサノバ系を聞いていましたね。夜でも聞けるようなボサノバが好きです。ナラ・レオのDes Anos Depoisやセルソ・フォンセカのナチュラル、Carla Buruniのquelqu'um m'a dit、山本のり子のカラーなどのアルバムがお気に入りです。クラシックは久々にモーツアルトのディベルティメント（ブロムシュテット指揮、ドレスデン）やブルックナー４番、９番（ヴァント指揮、ベルリンフィル）などを聞いていました。ミスチルのシフクノオトのパドリング、くるみ、ヒーローなども良かったです。ジャズも少し聴きました。テリー・ラングとラース・ヤンソンいうピアニストが好きです。とにかく休み中はかなりのんびりしていました。

私事が長くなってすみません。では今月の話題に移ります。
今月は「川崎病」についてお話したいと思います。

どんな病気か；高熱が続きます。そのうち目が充血したり、唇や舌が赤くなったり、手足の先が赤くはれぼったくなったり、体にぶつぶつが出てきたり、首のリンパ腺が腫れたりします。最初、かぜなどと診断されることが多いですが、抗生物質も効果がなく、熱以外の症状が次第にそろってきます。また、まれに心臓の冠動脈に動脈瘤を作ることがあり、心臓発作を起こすこともある要注意な病気です。

以上のような症状がいくつかそろってきたり、血液検査でも白血球の数や炎症反応（CRP)が上昇してくれば診断は確定されます。BCGのあとが赤く腫れることもしばしば見られます。

いまのところ不明です。感染する病気だとは考えられていませんが、何らかの免疫の異常が体内で起こっていることは確かのようです。

入院してガンマーグロブリンという薬を注射しす。また、アスピリンを飲んで心臓病の治療や予防をします。

ガンマーグロブリンやアスピリンの治療によって、大半が心臓病を合併せずに治ってゆきます。心臓病の合併は軽症から生命を脅かすような重症なものもあります。２－５％は生涯経過観察が必要になる場合があります。

症状を見逃さない！！
１）風邪症状がなく高熱がつづき熱の原因がはっきりしないとき
２）高熱に続き、目やにが出ない目の充血が両眼にみられる
３）唇や舌があかくなる
４）手足の末端があかくなったりむくんだりする
５）体にぶつぶつがでてくる
１番とその他のひとつでも（特に目の充血）みられれば、たとえ主治医でも「川崎病の心配はないですか？」と聞いてみても良いでしょう。早く診断がつけば、はやく治療を受けることができ予後も良くなります。

以上です。

１）絵本「あっちゃん、あがつく」が大人気です。文章が小さいお子さんにも分かりやすく、絵も楽しく、一押しの絵本です。当医院にありますが、あまりの人気でひっぱりだこです。
２）おいしいケーキの店：トランス・パラン（和菓子やかべの洋菓子部門）：小郡市大板井の和菓子やかべのオーナーの息子さんがパリでパティシエの免許をとられ、類まれなる才能をこの田舎の小郡で惜しみなく発揮されています。年に１度はパリに行ってさらに腕に磨きをかけてあるようで将来有望な方です。私としては、このまま小郡に残っていただきたいのですが、本当にもったいないほどの才能の持ち主なので、今しか食べられないかもしれませんよ（有名なホテルにヘッドハンティングされるかも）。お勧めはすべてです。本当に、その味、見た目。評判は小郡だけで収まるはずはないでしょう。
３）２回目の改装：きのした小児科も１３年目を向かえ、すこしづつぼろが来て２度目の改装を大型連休中に行いました。破れかかっていた壁紙やトイレの床などをキレイにしました。少し、かわいらしく、明るくなりました。お子さん方やご家族の方に喜んでいただければ幸いです。

では、今回のニュースレターはここまでにします。
くれぐれも元気でいてくださいね。きのした