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3月から予定されている5−11歳の新型コロナワクチンについて
3月から予定されている5−11歳の新型コロナワクチンについて
3月から5−11歳の新型コロナワクチン(ファイザー製)の予防接種が始まります。当医院でも、改めて予約の通知を致しますので今しばらくお待ちください。
子どもに受けさせて良いものか、迷われている方が大半かと思われます。日本小児科学会では、効果、副反応の点から考えても接種することの利点の方が大きいという、推奨に意見がまとまっています。
5−11歳までのファイザー製ワクチンのアメリカでの副作用については、局所反応が40−50%見られるものの発熱は1回目が接種後7.9% 、2回目接種後13.4%で、心筋炎は4249人中11名(0.25%)であり、全員回復しています。また、12−25歳のワクチン接種群よりも副反応が少ないことがわかっています。モデルナ製のワクチンはアメリカでも使用されておらず、日本でもファイザー製が使用されます。接種量は大人の3分の1の量になるよう薄めて使用されます。
副反応の対応としては、発熱に関しては、アセトアミノフェン、カロナール、コカール、アンヒバなどを使用しても構いません。心筋炎の症状はごく稀ですが、接種から5日目までに、胸痛、息切れ、動悸などを訴える場合は検査が必要となります。ただ生命的な危険が起こった例はありません。接種から5日間はなるべく激しい運動をしないよう心がけてください。
以上です。後ほど、令和4年1月19日に発表された、日本小児科学会の5−11歳における新型コロナワクチンについての考え方をお知らせいたします。
令和4年1月21日