フルミストに関しては、下記の説明をよく読んでお考えください。

また、予約の方法に関しては、製品が揃っていないため後ほどホームページより連絡いたします。フルミストに関するお問い合わせのお電話は業務に支障が出るためお控えくださいますようお願いいたします。

フルミストは、鼻にスプレーするタイプのインフルエンザワクチンで、弱毒化された生ワクチンになります。軽くインフルエンザにかけるわけですので、30～40％の人で接種後3日～7日までに鼻汁・鼻閉・咽頭痛・咳などの感冒症状が出ることがあります。数％で熱も見られる場合があります。ただし、その症状が出たから人にうつすという事はありません。

 アメリカでは２００３年から、ヨーロッパでは２０１１年から実用化されていましたが、日本では2024年度から承認されました。安全性は確立されていますが条件があります。

１）2歳から18歳までが対象（2歳未満は全く安全とはいえない。19歳以上は効果が期待できない）

２）鼻水が出ている人、喘息がある人はしない方が良いです

３）ゼラチンや卵でアナフィラキシーショックを起こした事のある人は受けられません

４）インフルエンザにしばしばかかる方は、抗体を持っている可能性があるので生ワクチンが不活化されて抗体ができない可能性があります。

５）ここ数年、コロナ検査のため鼻からの処置をとても嫌がるお子さんがおられます。鼻からスプレーする際に、泣くようだと鼻水が出て効果が期待できません。その辺りも考慮されてください。

６）当医院では、生ワクチンとして考えており。その他の生ワクチンとの接種間隔を４週間空けるようにしてください。アメリカはこのやり方ですが、ヨーロッパでは空けなくて良いとなっています。日本では、医師の判断に任せるという表現になっております。

 接種は１回のみ。0.1mlを両方の鼻の穴に合計0.２mlスプレーします。効果の持続は従来のワクチンと変わらないかそれ以上と言われています。

接種後２週間から効果が期待できます。

 料金：１回のみ8000円

 私がお勧めする方は、インフルエンザにあまりなったことのない方で、鼻からの恐怖がない方（前述したように、コロナ検査ショックのトラウマがある方は避けた方が良いです）がお勧めです。

日本小児科学会の説明

https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240909_keibi_i_vaccine.pdf?_fsi=E72VQCYa 

きのした小児科クリニック　院長木下昇平

２０２４年１０月３日